猫と海と酒の日々

今日は　手塚治虫さんのお誕生日。
鉄腕アトムと出会って以来、彼の作品を読んで育ちました。

手塚治虫さんが描いた未来が
どんどん現実になっていますね。
ビルの間をぬって伸びている高速道路、
会話をするロボット、などなど。。。

でも、鉄腕アトムって
勧善懲悪の正義のヒーローではないのですよね。

作品が発表された当時は、
悪人に操られたロボットと戦う場面が、
暴力的な描写だと、PTAから非難囂々だったそうです。

また、アトムはいつも人間になりたい、
人間のような感情をもちたいと思っていました。
人間以上に優しい気持ちをもっているにもかかわらず、
思い悩んでいるんですよね。


新スタートレック（The Next Generation)の中でも、
アンドロイドのデータ少佐の人権をテーマにした
エピソードがありました。
彼は　連邦の所有物か、法に基づく基本的人権を有するか、
を問う対立訴訟のエピソードでした。

人間同士でさえ　共存が難しいのに、
ロボットやアンドロイドとの共存って、
できるようになるのでしょうか？
人間至上主義から　脱却できるときがくるのでしょうか？


手塚治虫さんが　私たちに残した（託した？）警告、
もう一度　作品を通じて読み深めてみたいと思いました。